Kryptic
メンサ会員が作ったゲームと言われるとそうかもという気がする
暗号解読系の謎解きをたくさんやりたい人のために、暗号解読系の謎解きがたくさん用意されている。特に裏とかはないけど、単純に量があるので満足度が高かった。
以下は特に思い出深かった問題:
- Platonic
- 正多面体は五種類しかない。こういう、謎解きでよく使われがちな知識とかってあるんだろうな。そうなってくるとクイズと同じでスポーツ感が出てくる。
- Random
- snowflakes はちょっといくら何でも。でもこれのおかげでみたまんまが答えの謎解きもあるんだというのが分かった(gears とかも)。
- Leading
- 文章中の "o" と "i" の数を数えて、01のバイナリーとして変換する。ほぼ答えみたいなヒントを見ても正気かよと思ってしまった。こんな小さい文字を数えさせないでくれ。でも、謎解き好きな人って、こういう忍耐力が量られるようなものも楽しいと思っていそうという偏見がある。
- Wires, Campus, 10
- 白状すると 『Wires』 の CASCADE は外部のヒントを見て解きました。というかこの答えが分かっていなかったら、『10』 の表も思いつかなかったと思う。そもそも、この時点(Red しか開放されていない状況)の情報だけでは解けないといった、他の問題と関連する問題はいつか出てくるんだろうなとは思っていたけど、なんかここではない気がしていた。というか、この問題は今の段階ではわからないという割り切りの判断の速さみたいなのも、なんかスポーツっぽい感じがある。
- Expand
- 区切りの無いモールス符号をどう読み取ったらいいんだ。本当に分岐の組み合わせを全部試すしかないの?こういうのもかしこい足切り方法があるのかもしれない。やっぱり、高難易度の謎解き問題ってこういう根気を試すような仕掛けが常識だったりするんだろうか。
- Abstract
- いまだに解法がよくわかっていない。Lens でフィルターすると浮かび上がる文字列の中から英単語(というかギリシャ文字)を探すということで本当に合っていたのか。
振り返ってみると心にしこりが残る問題はほぼ Red の問題だった。最初の方でゲーム全体の謎解きのパターンや傾向のようなものを提示してくれたおかげで、それ以降の問題は比較的解きやすかったんだと思う。
いわゆる「謎解きゲーム」ってそういえばこういう感じだったなというのを思い出させてくれた。つまり、無関係の事柄を結び付けて、意味のある内容(このゲームの場合は英単語)が出て来たらそれが正解になる、というような。ある種陰謀論的なこじつけに近く、やっぱそういうの得意な人が好きなんかな?みたいな悪い先入観を正直持ってしまっている。でも実際、ゲームとしてやると「こじつけ」が当てはまるパターンを出来る限りたくさん考え出さなくてはいけなくって、それって陰謀論的な一直線の推論とは真逆なのかもしれないと思った。
でもやっぱり、こういうゲーム作る人ってそういうヤバ思想を作り出したりとかしないのかな。普段の生活をしながらでも様々なものを「見つけて」しまって、23エニグマみたいになったり。