Psychonauts シリーズ
I am the Milkman. My milk is delicious.
Psychonauts
- すごい面白くて、だいぶ好きな感じのゲームだった
- キャラクターはみんな、奇抜でカリカチュアライズされた見た目をしてるけど、割と中身はまともというか、理解・共感できる感じがした
- こういう、「一見やばそうだけど意外に分かりあえそうなところあるんだね」みたいな感じに自分は弱いんだと思う。Dropsy とかもそう
- Crystal と Clem みたいに飛び道具的なギャグキャラも好き
- 癖の強いキャラクターデザインだけど、Lili が普通にかわいく見えてくるし、ストレートなラブコメをやっているのが何か混乱する
- ギャグで言うと、Ford Cruller に、Coach の陰謀を止めるための任務に就くことを依頼されたときに断ると、問答無用でビンタくらうのはなんかめちゃくちゃ笑った
- それまでは、高圧的だったり暴力的だったりの素振りも特にない、比較的理解ある好々爺みたいだったのに
- それまでは、高圧的だったり暴力的だったりの素振りも特にない、比較的理解ある好々爺みたいだったのに
- 後半の Asylum の人たちのステージが面白かった
- みんなタフな人生を歩んできているし、過去にあった出来事や強迫観念がモチーフになってステージ中に表れているのを探したりするのが楽しい
- エドガーのステージは、幻想的なビジュアルも好きだし、最終的にエドガーは高校のころの失恋をずっと引きずっているだけというのが分かっていくのも面白かった
- スペインの伝統的な街並みに現代アメリカのハイスクールでの思い出が隠されていて、全然つながりのないものが混ざってる感じが面白かった
- 最後のフラメンコ衣装でチアリーディングのコールをやるシーンの、アンバランスな感じが特に好き
- サマーキャンプの子供たちは、後半脳みそだけになってほとんど登場しなくなってしまうから、Asylum の患者たちの方がずっとキャラクターが立ってる気がした
- 最後の Asylum の人たちが逃げるときに最高のピタゴラスイッチになるのも好き
- ところで、アメリカのサマーキャンプとか、ボーイ/ガールスカウトあるあるが元ネタになっているものが多い気がするけど、その辺の知識があまりないから、ちゃんと理解できていなかったかもしれない
- Merit Badge とか God's eye とか、後から調べてそういうのがあるんだって知った
- 本当に突拍子もない発想から生まれた荒唐無稽なジョークなのか、ただのダジャレやあるあるネタなのかの判断がつかないと、笑うより先に別の脳の部分が働いてしまう感じがある
- でも、こういうあんまりなじみのない文化のあるあるネタみたいなのがあると正直好きというか、見つけると喜んでしまう
- プラットフォーマーとしては、各ステージごとに別々のテーマとギミックが用意されていて、ただアスレチックをクリアするだけのマンネリ感が少ないのは面白かった
- ただ、カメラが大変なのもあって、全体的にアクションの快適さよりは演出重視な感じはした
- カメラが大変なのは、この時期の3人称3Dプラットフォーマーでは平均レベルなのかも
- 一度クリアしたステージに入りなおすと、ちゃんとクリア後の世界になっていて、ちょっとしたイベントまであるのも面白かった
- 最後の Meat Circus はちょっと無理だった。自分は感情をコントロールできない。
- ただ、カメラが大変なのもあって、全体的にアクションの快適さよりは演出重視な感じはした
- 男性の生殖器に見えなくもない義手から謎の粉が噴出され、それを10歳の女子に嗅がせるシーンがあったけど、考えすぎか?
- こういう下品というかダーティなジョークは 90 年代の流行りのという感じがする
Psychonauts in the Rhombus of Ruin
- 頭の動きだけで物を動かしたりするのはサイキックのそれっぽい
- でもハンドトラッキングがないと、VRのゲームとしてちょっと物足りない感じはある(なぜかというと自分は16万円払って Valve Index を買っているから)
- でもハンドトラッキングがないと、VRのゲームとしてちょっと物足りない感じはある(なぜかというと自分は16万円払って Valve Index を買っているから)
- Dr. Loboto の過去のシーンが始まったところで、そういえば Psychonauts って結構悲しいゲームだったなと思いだした
- Psychonauts 2 もこういう、ちょっとタフな人生を歩んできた人の脳内世界が多いと嬉しい
- エンタメとしてこういうのを望んでしまうのって、なんか良くないんじゃないかって気がしてしまう
- なんか、現在進行形で対応しなくてはいけない問題を、外野から鑑賞して喜んでるみたいな
- 逆にそれまでのシーンは、シンプルなVRパズルゲームというか、なんなら、ちょっと豪華なキャラゲーをやってる感じがした
- Psychonauts のキャラは好きではあるけど、どちらかというと Asylum の人間の方が好きだから、面白かったけど微妙に期待したものと違う感じはあった
- Psychonauts のキャラは好きではあるけど、どちらかというと Asylum の人間の方が好きだから、面白かったけど微妙に期待したものと違う感じはあった
- Psychodyssey を見ると、このゲームの開発中に Psychonauts 2 プロジェクトが開始したせいで開発メンバーをそっちにとられちゃったり、最初のディレクターが人生関連の理由で退職したり、いろいろあったんだなという気持ちになった
Psychonauts 2
- 全一で面白かったかもしれない
- プレイ時間は20時間程度だけど、密度が高いし、それだけの時間の映画をみているくらいのボリューム感があった
- 各ステージは、デザインやストーリー、ギミックもそれぞれ違ってて楽しいのは前作から変わらずに、さらに操作が全体的に快適になっていて、プラットフォーマーとしてすごく面白かった
- こういうレベルデザインにストーリーが組み込まれているようなアクションゲームをもっとやりたいんだけど、そういうのってホラーゲームが多い印象がある
- PSI King のステージは、サイケデリックな見た目や、久しぶりに新能力が出てきたのもあって面白かった
- でも、目が普段の5倍くらい疲れて、頭も痛くなってきた気がする
- 見た目は Cassie のステージが一番好き
- ああいう紙工作とかミニチュアみたいなものをみていると、気持ちが落ちくように脳が設計されていると思う
- ああいう紙工作とかミニチュアみたいなものをみていると、気持ちが落ちくように脳が設計されていると思う
- ステージ中では常に何かが起きてたり、誰かがしゃべったりしてるのがすごい
- 落ち着きのない子供だった自分が昔、あまりゼルダとかを最後までやれなかったのって、ダンジョンとかの静かな雰囲気に耐えられなかったというのがあった気がする
- 落ち着きのない子供だった自分が昔、あまりゼルダとかを最後までやれなかったのって、ダンジョンとかの静かな雰囲気に耐えられなかったというのがあった気がする
- ラスプーチンに対するクラスメイトや家族の対応が、とりたてて言うほどではないけど、どことなく感じが悪くて、「平均的な」家庭の子供だった自分が当時感じてた孤独みたいなのを思い起こさせられた
- ストーリーというかゲーム上、問題解決のために主人公が単独で動く必要があるから、あまり頼りになる人が周りにいないというのは前作もそうだったけど、今作は全体的にマジっぽい雰囲気になってるのもあって、ラスプーチン君から悲壮感すら漂ってきている
- 子供はなかなか家庭や学校から離れて生きていけないけど、当然完璧な家族やクラスメイトなんてないから
- Ford をはじめ Psychic 6 の脳内を探っていく中で過去の出来事がじわじわとわかっていく感じは単純に面白い
- 全ステージを通してストーリーにつながりがあり、Maligura の正体とか Psychic 6 に何があったのかがわかっていくミステリーっぽい要素も楽しめた
- 2021年に子供向けとして発売している手前、前作であったような Asylum をネタにするのが難しいのは当然だと思う反面、正直自分はその Asylum パートが一番好きだったからちょっと不安だったけど、爺さんたちの過去のトラウマを探っていくようなストーリーも十分面白かった
- 20年以上前の過去の出来事がメインになっているのもあって、後半は爺さん婆さんばっかり出てくるのがちょっと笑ってしまった
- 中高年にだって統合の危機はある
- その分ラストステージは、ちゃんと狂ってる人の脳内テーマパークになってて、Asylum の患者ステージっぽくて楽しかった
- より具体的には Gloria のステージっぽかった
- より具体的には Gloria のステージっぽかった
- 割とちゃんとローティーン向けをやっているし、ラスプーチンとおなじクラスの子供たちがそこそこ人間っぽい見た目をしている
- 前作の、微妙に魂が入ってなさそうな木偶人形みたいな見た目も好きだった
- 色々とクオリティは前作からあがってるけど、荒唐無稽なギャグは控えめになった感じはある
- 100% クリアする過程で、ちょっとした完全にオプショナルな小部屋みたいな場所でも、世界観やキャラクターのストーリーに即したデザインになっているのが本当にすごいなと思った
- Nick のステージの、 Maligura の書割が後光に照らされている部屋とか、Cassie の Library の天井裏とか
- Nick のステージの、 Maligura の書割が後光に照らされている部屋とか、Cassie の Library の天井裏とか
- 制作ドキュメンタリーもちらっと見たけど、みんなが生き生きと仕事してるのが今はちょっと辛くて見てらんなかった
- Double Fine が自社で撮ってるものだから、ポジティブに見えるように気を使ってるだろうとは思うけど、最近そういう、仕事中はフリだけでも元気にみえるようにしようとする気力ももうなくなってきてる
- じゃりン子チエでもなんかそういうのあった気がする、元気がもらえるときと死にたなるときがあるみたいな、じゃりン子チエじゃないかも