Sebil Engineering
やっていくしかない
パズルゲームだが物理シミュレーションを使用しているので、どうしても乱数が絡んでくる。そのため、一つずつ道路を上げたり下げたりを繰り返してどう変化するのを見て細かい調整を繰り返すことになる。仕組みが完全に理論化されていないものをとりあえず様々なパラメーターで動かして結果を得るという、エンジニアリングの一側面を表している気がした。
「なんだかわからないけどとりあえずうまくいった」という、バッドノウハウをどんどん積み重ねていってるだけの感覚は、低予算でリソースも限られた状態で課題をクリアしなくてはならないというゲームの世界観と奇妙にマッチしている。
こういうパズルゲームとしての不完全さを設定とかジョークでごまかすのは「舐めてんのか?」ってなるときもあるけど、割と可愛げのある範囲で収まっていたというか、そういうユーモアの技術の方が高度な気がした。
でも、やっぱりこういう批判を見越してのジョークのようなものは、過剰にディフェンシブな態度をその中に見てしまって、やっててちょっと気まずい感じがしてしまう。なんかプレイヤーのことをそんなにめんどくさい奴だと思っているのかみたいな、まあ、最近自分はどんどんめんどくさい奴になってきているのを感じるし、そういう経験から無意味に敏感になってしまっている気がするけど。意識してないとどんどん自分からつまんない方に流れて行ってしまうのでがんばっていきます。
- まだ バージョン 0.25 だけど(そもそもどこまでバージョンアップするんだ?)、1400円か……と思わなくない。いや、十分遊んだとおもうけど。実際他の1400~2000円くらいのゲームでやたらボリュームがあるほうがおかしいのかもしれない。