Stephen's Sausage Roll
他人ん家のソーセージ
The Great Tower が解けずに数年放置してたけど、なんとかなった。
ソーセージもっと焼けるかも?ってなったり、あー!やっぱ無理!もうソーセージ焼けない!ってなったりを行ったり来たりしていた。
なんかこう降りてくるっていうか、本当にそういう気づきがないと解けないんだけど、割と降りてくるもので不思議。いや実際降りてきたときの納得感がしっかりあるのってパズルとしてすごいことなんだけど、もう全部これまでに学んだことの組み合わせだけではなく何かが降りてくるの前提の難易度だから、前のヤツが割と簡単に解けたから次のもいけるだろみたいなのが一切ない。
エリアごとに新しいギミックが導入されてもそこまで基本的な動きが破壊されることもないのもえらい。なんか、新しい仕組みが増えたりしたらもうそればっか使えばいいじゃんみたいになるのもあるけど、なんか全然そうじゃなかった気がした。いや、このエリアのパズルってことはあのギミック使うんだろうな~みたいなのはあったけど、そのうえでさらに色々あるというか、いや、でも新しいギミックを使って解くこと前提のそういう紹介みたいな面でもすごい色々やらせて来るよね。ここまで分かったんだからもう許してくれって言いたくなる。
次の面では何に気づかなくちゃ解けなくなって詰んじゃうんだろうなってわくわくしながらやってた。本当に、わくわくで合ってると思う。おかしくなってるか?いやでも実際ちゃんと期待できるというか、狂っていない。自分じゃなくて開発者が。ちゃんと意識がある。なんかそういう回答までの思考経路みたいなのがちゃんとデザインされている。まずプレイヤーはこの配置を見てこれを試して、そしたらこれができないことに気づいて、その解決策を仮定して、それを実行するための方法を模索する。その流れそのものに迷わないようにできていた。気がする。迷うときもある。その中で、解決策が降りてこなかったり、どう実行したらいいのかが分からなかったりで迷うことはたくさんあるけど、そういう迷いは楽しいものだから。
そう考えると The Great Tower はいきなり答えを思いつかないと解けないタイプのパズルだから、詰まってしまってもしかたがないと言えるんじゃないでしょうか。あと The Backbone も。The Backbone はそれだけじゃなくてほぼ使わないはしごとかもあるのがだいぶ……いやなんか言い訳みたいになるしやめとこう。もっとこのパズルが良かったとか好きだったとか言えればいいんだけど、そういうのってあんまり覚えてない。辛かったこととか理不尽に思ったことだけが強く記憶に残っている。というか、The Backbone 以外大体好きかもしれない。
とはいえ、難易度的にはそこまで激ムズというわけではない、ということはないかもしれないけど、いくつかを除いてはわりと常識の範囲内で推測できるようにはなっているのかなと思った(常識の範囲内というのは1問2~3時間以内には思いつくという意味です)。動かせる場所も限定されていて色々動かしていれば遅かれ早かれ解法に気付くようなマップにほぼなっている。それでも、難しさを感じる原因としては、ギミックの説明がないのはもちろんのこと、問題を解く順番が意図的に曖昧になっていて、実質チュートリアル的な立ち位置の面がほぼないというせいでもあるのかも。
ところで、8年くらい詰んでたゲームだからクリアしたらだいぶしこりが取れたような感じになるかと思ったけど、あんまりそういう感じはなかった。2日ぶりにシャワー浴びたのと同じ程度。ゲームって基本クリアできるように作られているから、ただクリアしたってだけのことにあんま意味ってないんだなと最近になってやっと気づき始めている。