The Darkside Detective: A Fumble in the Dark

だいたい3時くらいから文字が読めなくなる

The Darkside Detective: A Fumble in the Dark

Steam

だいたい前作と一緒で(でも、ボリュームも増えてるし各話とも山場や謎解きのような要素がはっきりと用意されていてすごく面白くなってる)特にいうことはないからほぼ関係ない話なんだけど、このゲームをやってる間、「ちょっと嫌だな~」って感じのあるあるネタから、どうやってその嫌な感じを消して笑えるようにしてるのかってところがずっと気になってた。

これだけだと意味不明だから説明しなくちゃいけないんだけど、ちょっとどう説明していいかわからないから、これから書く文章はめちゃくちゃになるんだけど。

例えばこのゲームで異質というか妙に気になったキャラが一人いて、それが第三話の「Druid's Delight」に出てくる Pat Dooley という人物で、特にゲーム中の謎解きのフラグにもなっていないしほかのシーンでも出てこないこのシーンだけのいわゆる一発ネタ的なキャラ。他のシーンとはっきり違うのがこのキャラの発言が特に突っ込まれたりフォローされたりもせず放置されている点で、このシリーズの脚本は全体的に細かい突込みや小ボケでちょっと嫌な皮肉めいた感じをくだらなくて心慰むようなものにつぶさに変換しているような印象があったから、ここだけ急に生の批判が出てきたみたいで驚いたと同時に感心したような気持ちにもなった。
完全に嫌な感じを消してしまうよりも、嫌ではあるんだけどギリギリOKに見えちゃうようなラインを発見していくようなギャグのほうがより開かれているというか、この冗談を笑って受け入れていいのかどうかまでこちらに委ねてくれているようで対等な立場でやってる感じになる。でも、下手にやると「これで笑えないのはお前の感性が鈍いせいなんだぞ」みたいな、なんか客にうるさい飲食店みたいになったり、上手にやってもこういうのはちょっと笑えないという人が出てくる(し、その人はそれで正しい)から大変だろうなと思う。

実際はこのキャラも謎解きのフラグとかがあったけどバランス調整とかなんやかんやでなくなっただけかもしれない。そんなような気がしてきた。でも、なんか嫌だな~って感じをそのまま残しつつギャグにもするってすごいことだと思うという気持ちは本物です。