Wilmot Works It Out
立方体と共通の祖先をもつヒト
本当に家でジグソーパズルをそろえるだけ。いや家でジグソーパズルをそろえていただけだと思ったら、配達員と仲良くなって一緒に家でパーティしたり、山にハイキングに行ったりしている。そんなこと許されていいのか。
実際はただのジグソーパズルじゃなくて、説明にもある通り、複数のパズルのピースが混ざっているなかで、正しいピースをより分けながら絵柄をそろえる必要がある。これだけ聞くと地獄で罪人がやらされる作業みたいだけど、やってみると案外楽しい。ゾーンに入って黙々と作業するようなそんな感じ。
このピースを整理する作業自体は、普通のピース数の多いジグソーパズルを解いているときに行う、近い色のピースをより分けて分割してそろえていく作業と本質的には同じもののように思える。
対してこのゲームでは、大きい一つのパズルをそろえるのではなく、小さいパズルを大量に解く。このおかげで、短いスパンで達成感を感じやすかったり、様々な種類のパズルピースがあって比較的見分けやすくなっていたりするのかもしれない。
あと、一つパズルが完成しても、常に別のパズルのピースが余っている状態になるので、どこか中途半端な気がして妙に気持ち悪く、止め時を見失って一気にやってしまう。そういう効果も狙ってるのかもしれない。
一個完成させるまでの時間が長いと怠くなってしまうけど小さいパズルは簡単すぎて張り合いがない、とか、同じような見た目のピースが多いとウンザリする、とか、一個完成させると満足してしまう(どうせ次のやつも同じ作業でしょ?)みたいな、ジグソーパズルのいまいちなところをある程度解決しながら、ピースを整理して揃える(そして飾る)という面白いところはちゃんと残している。特に引っかかるところがなくあっさりとクリアできてしまったけど、すごいゲームなのかもしれない。
最後のパズルは衝撃だった。Wilmot の存在やこのゲームの世界観が揺らぐような内容だった。
自分の動画を2倍速で見返したら ASMR 動画みたいになるかなと思ったけど、全然もたもたしててダメだった。パズルの答えを知ってることで、違うピースをはめようとしてるのを見るとイライラしてしまって、スマホゲーの終わってる広告を見てる感覚になる。